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2011年5月 5日 (木)

こどもの日なので…気仙沼小学校体育館の「ファイト新聞」

きょうは、こどもの日。
そこで、被災地で頑張る子どもたちの話題をひとつ。

場所は気仙沼市の気仙沼小学校体育館。入口を入るとパーテーション代わりの衝立に被災者である子どもたちが作る「ファイト新聞」が張り出されてある。

見せてもらっていたら、「避難所を明るくしたいから、毎日、楽しかったことだけを選んで書いています」と学校から帰ってきた?二代目編集長の小山里子(おやま さとこ=4年生)ちゃんと森川莉子ちゃん(5年生)が、文字通り明るく教えてくれた。

物資として送られてきたコピー用紙やサインペンを使いながら作ったというカラフルな手書きの新聞。地震から4日後に前身となるものを作り、「回し読みしてもらったら、みんなが喜んでくれたから毎日作るようになった」。避難所には3月18日の第一号から張り出してあった。

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現在の「ファイト新聞社」は避難所のほぼ中央に構えられている。子どもたちの活躍が認知され、現在の場所に特設されたようだ。
編集長、副編集長、平社員、そしてなぜかアルバイトで構成されているが、もちろん給料などない。格付が年功序列になっていないところもおもしろい。新聞社ではあるが社長は設けていない。
子どもって、私たち大人では発想できないような知恵と力を持っているとつくづく感じる。

初代編集長の吉田理紗ちゃん(2年生)は、4月に入って避難所を出て親戚の家に行ったが、今は「社員」としてではなく、アルバイトとして時々避難所に来て編集を手伝っているそうだ。
ここにも東北の人たちの我慢強さと温かさのDNAが、脈々と子どもたちにも受け継がれている。

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ここで暮らす人たちもまた、「おにぎりとみそ汁の毎日」を送っている。
「手のこんだ食事を調理する食材も場所もないので、いたしかたない」と避難所のリーダー的役割を果たす莉子ちゃんのお父さんが話す。

しかし、その言葉の中に不満染みた感情は微塵も感じられない。
各地からの支援に感謝し、その中で自分たちが頑張って行こうとする姿勢が強く感じられるが、こうした被災者の自助と共助の姿勢を目の当たりにすると、公助が50日余り経っても十分に届けられずにいる政治と行政の無能ぶりを改めて問わざるを得ない。

気仙沼市は比較的大きな町であるが故に被害も「都市型災害」の様相だ。大きな船が市街地の主要道路をふさぎ、道路の冠水もいたるところで見られる。行政機能も喪失状態であるからこそ、政府がしっかりとした対策と支援を講じなければならないのに…

この際、政治家としてではなく国民の立場として敬称無しで書かせてもらうが、菅が避難所に行ったところで何の役にも立たない。政権延命のためのパフォーマンスに過ぎないと映らないと思っているのは私だけではなかろう。

被災地に行くなら、自身でハンドルを握り、食事もおにきりとみそ汁で済ませ、一晩でも二晩でも車の中で寝てみろ!警護のSPや随行を伴っての訪問では、何にもわからないし見えてこない。

未だに震災孤児も何人に上るのかも把握されずにいる。その子たちにどのようなサポートを行っていくのかも政治は考えねばならないのに、その前段階のこともできていないようではあまりに不遜でないか。

今からでもいい。霞が関の全職員を被災地に投入し、どこの何をどうすれば良いのかの情報を集約すべきだ。そして、優先順位をつけながら復旧を行っていかなければ、復興など先の先の、また先の絵空事になってしまう。
まだ肌寒い東北も、言ってる間に蒸し暑い季節になる。いつまでもこんなことでは、頑張っている被災地の人たちの心が折れてしまう。いや、心が折れなくても、身体がもたない。


いま、政治がこんな状況だ。
ファイト新聞社の子どもたちが、記事にするネタに困るか困らないかは私たち国民次第だ。
毎日、楽しいことや嬉しいことがあるようにするには、私たちが何をすべきかを今一度考えようではないか。

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